映画村が東映の映画演出・技術を結集してお届けする、最恐のお化け屋敷『呪怪~百夜鬼談~』。
命を落とすか・・・鬼に堕ちるか・・・。
入り組んだ通路の奥に広がる闇、『呪怪』の世界へ・・・。
【料金(入村料別途)】
大人(中学生以上) 500円
子供(4歳~小学生) 400円
修学旅行生 300円
呪怪 ~百夜鬼談~
物語は、今まで欲しいものは奪い、邪魔な者は殺し、自由気ままに生きてきた野伏が、散り散りに討ち手から逃げるうちに、そのひとりが森に迷い込んだことから始まります。
野伏は討ち手から逃れるため森の奥へ奥へと足を進め、鬱蒼と生い茂る木々の中で、一際大きな木に洞を見つけ、暫し休むために腰を下ろした。
そこがどんなに恐ろしい場所かも知らずに・・・。
どれぐらい時が経ったのか、野伏は何時しか眠りについていたようで、暗い樹海の底で目を覚ます。
ここに来るまでは気づかなかったが、木々の表面には奇妙な形をした瘤のようなものがあり、
よく見ると人の形をしているようにも見える。
一瞬、ギョッとはしたが、野伏は意に介する様子もない。
暗い静寂の中、すすり泣く女の声や得体の知れぬ呻き声、恨み言など、野伏の周りから聞こえてくる。これにはさしもの野伏も胆の冷やし、辺りを見渡すが、声の主らしき者の姿もなく、木々の表面にある人形の瘤がかすかに動いているように見えるだけだった。
注意深く人形の瘤を調べると丁度頭に当たる瘤の口の位置が脈打ち、声が聞こえてくる。
野伏が調べていた瘤を手にした鉈で斬りつけた瞬間、悲鳴と一緒に瘤が弾け、真っ赤な鮮血が吹き出し、野伏の顔を返り血が紅く染めた。
怖くなった野伏は、一目散にその場から駆け出していた。
生い茂る木々の中を駆け抜ける野伏の後ろから人形の瘤の声が追い迫る。
追い迫る声を振り切った野伏の目に、朱色の襦袢姿の女が映る。
この樹海で初めて人にあったことに安堵する野伏。
野伏は、ここが何処なのか、先ほどの木々の表面の瘤が何なのか、女に問いかけた。
女は、自分が好いた男と一緒になるために足抜けしようとした遊女だったと答え、
遊郭を囲む黒板塀を越えている最中に、忘八たちに見つかり、誤って堀に落ちそうになった。
その時、この世や己の境遇を呪っていたら、気が付いたら堀ではなくここに堕ちていたという。そして、ここが『呪怪』という異界で、死ねば魂ごと木々に取り込まれ、あの瘤のようになるというが、なかなか信じがたい話ではある。
女は話を続け、早くここから抜け出さなければ、私のように鬼になってします・・・・
ぬし様の肉を喰らわしておくれ・・・。
女は手にした斧を振りかざし、野伏の頭の上に打ち下ろす。
運良く斧から逃れた野伏は、抜けた腰を必至に立たし、その場から逃げ出した。
額に小さな角が生えた鬼女が、斧を手にし、甲高い笑い声を響かせながらゆっくりと後を追ってくる。
野伏は、この『呪怪』から早く抜け出すために走り回った。
野伏は、ここが自分が居た世界と違う場所だということを走りながら考えていた。
樹海だと思えば、武家屋敷や牢屋、お堂に出たり、町中を走っていたりしたからである。
そんな不思議な感覚に囚われ、時折、這いずる落武者の骸のようなものや得体の知れないものに襲われながら出口を求めて走り続ける。
どれぐらい時が経ったか分からないが、走り続ける野伏の前に明るい光が見え、そこに飛び込むように野伏が駆け込む。
やっと思いで『呪怪』を抜け、元の世界に戻った野伏だったが、その顔に安堵感はなく、額に小さな角が生え、腕も人のそれとは異なる異形の腕に変わっていた。
最早、人として生きることの出来なくなった野伏は、『呪怪』へと消えていく・・・。



怖いですねえ…。
今度家族で行ってみたいですっ
投稿: ??? | 2010年1月 1日 (金) 17:20